福島第一原発の燃料デブリの試験的な取り出しについて、東京電力は28日、1回目と同じ装置を使って、再び行うことを検討していると明らかにしました。

東電は7日に福島第一原発2号機から溶け落ちた核燃料=燃料デブリを取り出し、茨城の施設で分析を進めています。取り出した量は0.7グラムと当初の予定より少なく、東電は知見を増やすために、再びデブリを取り出すことを検討しています。

この取り出しについて、東電は28日、1回目と同じ「テレスコ式」と呼ばれる装置で行うことを検討していると明らかにしました。

これまで、2回目の取り出しはロボットアームを使うことにしていましたが、経年劣化による断線などがあり、動作試験がまだ続いています。2回目の取り出し時期については「調整中」としています。