月岡さん:
「一年中皆様が幸せになりますようにって意味で作ったんですけど」
「ペーパークイリング」とは別に、細かな紙を立てて幾重にも貼り、動物の毛並みなどを表現する手法も使います。

花畑から今にも飛び出してきそうな黒いトイプードルも、鋭い視線で大空を舞う鷹も全て紙で作られています。
月岡さん:
「羽のふわふわ感を演出するには、どんな紙を使っていいかってすごく試行錯誤をして、やっぱり和紙が一番。これも大体これだけでも3、4か月…もっとかかったかな、そんぐらいかかりましたね」

幼少のころからものを作ることが好きだったという月岡さんですが、ペーパーアート歴は意外と浅く、出会ったのは5年ほど前。
海外のサイトで偶然見つけた作品に衝撃を受けます。
月岡さん:
「いろんなことを興味持ったら全てやってみたいっていうふうになる人なので、とにかくもう感動して、真似してとりあえずやってみようっていう」
インターネットなどを参考に独学で技術を習得し、3年前、不登校の子どもたちを支援するイベントの看板制作を担当したことで、本格的に作品作りを始めました。
これまでに大小100を超える作品を仕上げ、個展を開いたりワークショップを行ったりするなど活躍の場を広げてきました。
「ガサゴソガサゴソ」
朝、月岡さんが夫の勇輝さんとともに作品を車に積み込んでいました。
月岡さん:
「これ数学の図形。組み立てるやつができないと」
勇輝さん:
「テトリスみたいな」
月岡さん:
「ホームページとか見ると生で見てみたいってお客様がほとんどなので、私からちょっとアプローチして、こんな活動してますって言って、もう見たいっていう方、もうすぐさま、いつがいいですかアポイント取って、すぐ行きます」
作品の販売にも力を入れている月岡さんは営業活動も欠かしません。
この日は以前知り合った大町市の化粧品製造会社の社長を訪ねました。














