能登半島地震とは別の地震の可能性も…

能登半島地震との関連はあるのでしょうか。地震のメカニズムに詳しい富山大学の竹内章名誉教授は――

富山大学 竹内章 名誉教授
「今回の地震はちょうど、能登半島地震の余震の分布域の延長上みたいなところ。能登半島地震の一連の余震のひとつであると気象庁はみている」

気象庁が今回の地震について、能登半島地震の余震のひとつであるとみているなか、竹内名誉教授は別の可能性も指摘します。

富山大学 竹内章 名誉教授
「もしかしたら、1月1日の地震の余震とは別かもしれない」

理由のひとつに挙げたのが震源にかかる力の向きがこれまでの一連の余震とは違うことです。

富山大学 竹内章 名誉教授
「長く伸びた方向に直行するような方向だったわけですけれども、今回のはこういう方向になっているわけですね。それがちょっと気になるところ。これまでの一連の余震活動とはちょっと別ではないか」

そのうえで、今後の地震への警戒を呼びかけます。

富山大学 竹内章 名誉教授
「これがひとつの別個のマグニチュード6.6の地震だとすれば、当面の1~2週間の間には6.6と近いようなマグニチュードの大きさの地震が起きる可能性というものを警戒しなければいけないということなので、富山での震度4くらいの揺れが起きる可能性がしばらくはある。どこで起きるかはわかりませんけれども、起きる危険性は高まっているという認識で備えをしなければいけないことだと思います」