財源が課題 ほかにも… 「基礎年金」引き上げは数兆円規模の国庫負担に

財源が課題となっているのは、「103万円の壁」だけではありません。

25日に行われた、厚労省の年金部会では委員から、「将来世代の税負担の増加に繋がる」「財源の確保の時期が曖昧だ」といった意見が飛びました。

年金部会で示されたのは、すべての人が受け取る「基礎年金」の給付を底上げする案。

会社員が受け取る「厚生年金」の積立金の一部を基礎年金の給付に充てるといいます。実現すれば将来的には基礎年金の給付水準が約3割引き上げられる見通しです。

ただ、「基礎年金」の引き上げによって、将来的には数兆円規模の国庫負担が生じることになり、ここでも財源をどうするのかが課題となっています。