二毛作には頼らない 目指すは農業の「新3K」

古山さんの挑戦、それは、自分で育てたコメを自ら提供する飲食店です。熊本市中心部の商業施設内に、11月1日にオープンしました。
古山さん「生産者としてこだわり抜いているコメを熊本の方々に知っていただき、食べていただける場を作りたいと思い、『おむすび屋「極」』をオープンした」

通常、コメ作りを終えると大豆や麦などを育てる二毛作が主流ですが、古山さんはコメ作りを行わない時期は「おむすび屋」に専念。次の年に備えて土地を休めることでおいしいコメを目指し、飲食店を経営することでコメの販売価格の約6倍の売り上げが得られると見込んでいます。
古山さんのコメは、一俵60キロを約4万8000円で販売しています。同じ60キロのコメで、1000個おむすびを握ることが可能です。それを300円ほどで提供すると、約25万円の売り上げ増加に。「大幅に収益を改善できる」と期待を寄せます。

古山さん「農業は『きつい・汚い・稼げない』3Kと言われますが、『きれい・かっこいい・稼げる』農業をやっていきたいという思いがあります」














