市町村対抗ふくしま駅伝のスタートが、いよいよ17日に迫りました。今年は福島県内58市町村から、あわせて816人の選手たちが出場し、ふるさとの誇りを胸にタスキをつなぎます。36回目の優勝の行方は?若手やベテランランナーの走りにも注目です。

平成元年に始まった市町村対抗・ふくしま駅伝は、白河から福島までおよそ100キロの長丁場。ランナーたちはふるさとの誇りを胸に熱い走りでタスキをつないできました。去年は、おととし4位の会津若松市が雪辱を果たし、2年ぶりの総合優勝に輝きました。町の部は石川町が8連覇を達成。村の部では西郷村が2年連続6回目の優勝を果たしました。

今年の見どころはどうなるのか、福島陸上競技協会駅伝委員会・副委員長の畑中良介さんに聞きました。

畑中良介さん「毎年、若い力は楽しみに見ていますが、学法石川の鏡石町の増子選手、そしてライバル、学石の同門、会津若松市の栗村選手が非常に力を上げてきてこの2年生対決がとても楽しみ」

2人は普段、学法石川のレギュラーとして一本のタスキをつないでいますが、ふくしま駅伝ではライバル。どちらも負けられない戦いです。

一方、ベテランは…。

畑中さん「いわき市の村上選手は歳も40を超えてきたというところだが、かつて1500メートルで日本選手権のタイトルを取って現在一線を退いているが、市民ランナーとしてじっくり走っている」

箱根駅伝に東アジア大会、数々の輝かしい実績を持つ村上康則選手は、去年のふくしま駅伝でもアンカーで区間賞。若手に負けない力強い走りに注目です。