11月17日に行われる福島県市町村対抗の「ふくしま駅伝」。35年の歴史の中で、福島を代表する長距離選手を輩出してきました。大会のレジェンドランナーを振り返るシリーズ、2回目は、福島県白河市出身で、マラソン元日本記録保持者の藤田敦史さんです。

藤田敦史さん(2018年)「陸上競技、走ることの楽しさを得られたのがふくしま駅伝。私の原点はふくしま駅伝にあるんじゃないかと思っています」

元・マラソン日本記録保持者で白河市出身の藤田敦史さん。初めての出場は1991年、中学生ながら社会人と一緒の一般区間10キロ。トップから5分遅れの「区間64位」に終わりました。この時の記憶が、藤田さんが陸上を続ける中で大きな糧になったといいます。

2018年

藤田さん「もともとはそれほど足が速くなかったというところからスタートして、あの弱かった頃の自分が常に現役時代は自分の中の原点として残っていた」

「努力を続けなければ、弱かった自分に戻ってしまう」

高校から本格的に陸上に取り組み、大学、実業団で努力を続け、2000年には当時の日本記録を樹立しました。