地震の影響でいつもの道にも危険な場所があるかも…そこで!

新井宇輝アナウンサー
「こっちの道はちょっと遠回りになるんですけど、それでもこっちの方がいいんですか?」

青森県防災士会 三浦一郎 事務局長
「そうですね。細い道の方が近いんですけども、地震が発生してから津波が来ますので、地震で電柱が折れたり、看板が落ちてきたり、ブロック塀が倒れたりすることもあります。早く避難することを考えたときには、“大きな道路に回った方がいい場合もある”ということなんです」

落下物に注意しながら、なるべく大きな道で避難することが、二次災害に遭わないためのポイントの1つです。そして、さらに大きい通りにやってきました。ここにも注意すべき点があります。

青森県防災士会 三浦一郎 事務局長
「造ったときには平らだった道路も、地震で木が傾いて倒れちゃうとか、(普段から)“起伏があるところはちょっと危ない”と考えておいた方がいいです」
大きな地震では、地割れや倒木の危険性があります。

しばらく歩くと、浸水が想定される区域から出ました。
新井宇輝アナウンサー
「結構歩きましたけど、疲れますね」
青森県防災士会 三浦一郎 事務局長
「疲れますね。災害時は、安全のために大回りすることが必要不可欠になるときもあると思います」


歩いた距離は、青森テレビ本社から約2キロ。避難ルートを歩いて、避難所に指定されている『佃中学校』に到着しました。
新井宇輝アナウンサー
「災害が起きた後にどう行動すればいいのかというイメージがだんだんわいてきました」

災害時には、指定された最寄りの避難場所に安全に避難できないことも想定されます。複数の避難所の場所を確認しておくことも万が一の際に役に立ちます。

新井宇輝アナウンサー
「家族や友だちとハザードマップを見ながら周りを歩いてみるのもすごく大事なのかなと思いました」
皆さんは、自分の住んでいる地域や会社、学校がある地域のハザードマップを確認したことはありますか?
“天災は忘れた頃にやってくる”という言葉があるように、大きな災害があった直後は防災意識が高まりますが、そのあとは次第に薄れてしまうことがあります。

青森県が設定した11月5日~24日までの『あおもり防災ウィーク』を、いま一度、災害への備えを見直す機会としてみてはかがでしょうか?
青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分から
「#わっちタグ」2024年11月14日(木)放送回より