天皇皇后両陛下が「第43回全国豊かな海づくり大会」に出席するため、6年ぶりに来県し、10日まで2日間滞在されました。

天皇皇后両陛下は9日正午頃、特別機で大分空港に到着されました。両陛下のご来県は2018年に開かれた国民文化祭以来6年ぶりで即位後は初めてです。

大分空港(11月9日)

(空港に集まった人)「優しそうな笑顔で、来てくださってありがとうございますという気持ちでした」「こんな経験、一生に一回あるかないか。よかったです」

空港を出発した天皇皇后両陛下は国東市の県種苗生産施設を訪問。水産資源の保護について説明を受けた両陛下は「温暖化の影響」などについて質問されました。

(別府湾漁業青年協議会・堀靖昭会長)「海の深さによってロープの長さとかワイヤーを変えて海の底に合わせていますという説明をしました。ちょっと緊張しましたけど、説明がちゃんとできたかなと思っている」

そして、10日大分市のいいちこグランシアタで開かれた式典には全国からおよそ870人が参加しました。

(天皇陛下)「全国各地において取り組まれてきた豊かな海づくりの活動に、皆さんの英知と努力を再び結集し、更に発展させていくことを期待します」

いいちこグランシアタ(11月10日)

午後には、別府港でおよそ40隻の漁船がパレードをして両陛下を歓迎しました。両陛下はマコガレイの稚魚のほか、1981年の第1回大会で上皇ご夫妻が訪れた佐伯市の松浦漁港と中継を結び、マダイの稚魚も放流されました。