イベントを楽しみにしていた家族

このイベントを楽しみにしていた家族がいます。

小郡市の貢 綾汰さん(13)。小郡特別支援学校中学部の1年生です。

綾汰さんの弟 貢 爽士さん(10)
「鼻水がたまるので吸引しています」

綾汰さんは生まれつき脳に水が溜まり脳を圧迫する水頭症で、手足を自由に動かすことや1人で座ることができません。意思の疎通も十分にはできないといいます。

母・貢 美子さん
「楽しければ笑いますね。興味がなければ全然ふっとしてます。わかりやすいです」

成長とともに親ができることも限られて

お出かけと、体を動かすことが大好きだという綾汰さん。

この日は家族で近くの公園へ

父・貢 正晃さん
「楽しいね、もっと揺らそうか。ブランコとか毛布で揺らす遊びとかジェットコースターなんかも乗ったことあるんですよ。」

しかし成長とともに、親がサポート出来ることも限られてきました。

父・貢 正晃さん
「昔より重たいですね。昔は縦抱きができたんですよ。横にだっこしないとブランコできませんもんね」

母・貢 美子さん
「滑り台も小さい頃は抱っこできてたんですけど、足とかが引っ掛かりそうなので、公園で遊ぶのは難しくなったなと思います。」

「遊んでほしい」「笑顔がみたい」

普段と違う遊びを経験させたいと願っています。

母・貢 美子さん
「単純に楽しんでほしいです。楽しいものを見つけられるといいなと思います。」
父・貢 正晃さん
「さっきぶらんこで綾汰笑ってました。あの笑顔がみたいんですよ。いろんな笑顔がみてみたいです」

当日、イベント会場を訪れた綾汰さん。
ボールを転がして高得点を狙います。

次はボールプールボールの上を板に乗ってスーッと移動する滑り台。

母・貢 美子さん
「ボールプールにこってしよったもんね。もう一回すると言われたらにこっとして手が上がっていたので、楽しかったのかなと思いました。家族で同じ場所で遊べるのがいいなと思います。」

父・貢 正晃さん
「スタッフも作業療法士とか看護師とかプロですからある程度お任せできます」
母・貢 美子さん
「次の機会も行きたいですね」