リハビリで使う機器や道具が遊具に

「遊ぶ場所がほしい」という切実な声を受け、イベントを企画したのが大刀洗町にある、「医療福祉センター聖ヨゼフ園」

重度の身体障害と知的障害がある人たちの入所施設です。
普段リハビリで使っている器具や道具を活用できないかと考えました。

自分で呼吸ができない子どもの体を揺らすことでタンを出しやすくするためのブランコ。

ボタンで動く移動支援機器は座る練習と移動の楽しみを知るために使っていました。

ゴムのヒモで体を支えていた遊具も、実は立つことを経験するために使う機器です。

医療福祉センター聖ヨゼフ園 地頭方 幹さん
「お子さんだけではなくご家族も一緒に楽しく遊ばれているので、すごくいいと思います。楽しくないと何も意味がないと思うので、遊ぶことで体を動かすことを覚えてくれて結果的に運動につながってくたらいいなという思いはあります」

自転車も手作りで支えを取り付け体と足を固定します。
楽しかった!親も子どもも笑顔

参加した子ども
「楽しかった」
RKB 山内耕介ディレクター
Q 乗り物好きですか?
参加した子ども
「うん」

RKB 山内耕介ディレクター
Q 結構足に力入っていましたね
保護者
「ほとんど動かないんですけど、(遊ぶことで)柔らかくなるのでいいなと思います」
作業療法士や理学療法士がボランティアで

イベントスタッフは九州各地の施設で働く作業療法士や理学療法士。ボランティアで駆け付けました。
手厚いサポートを受け子どもたちは様々な遊びに挑戦します。

RKB 山内耕介ディレクター
Q 新しい体験をさせることは大事ですか?
保護者
「大事です。一部脳が壊死してるので、新しい体験って私たちもそうですけどワクワクするっていうのが脳の刺激にはすごくいいから」