地球温暖化の影響が…

農研機構の新井さんは、近年の温暖化などにより関東地方でも生息できるようになった「ツヤアオカメムシ」が、東北にも飛来してきたのではと推測します。

これから本格的な冬を迎える東北、緑色のカメムシはどうなるのでしょうか?

農研機構植物防疫研究部門 新井朋徳グループ長:
「(越冬場所を)求めてしばらくの間飛び回る可能性はあると思います。温度が低くなるとカメムシも飛び回る力も落ちてくると思います」

新井さんは東北地方は常緑樹が少なく飛来した「ツヤアオカメムシ」の多くは越冬できないのではと予測しています。

カメムシの大量発生の原因は、まだ、はっきりしないことが多いのですが、県病害虫防除所の我妻因信技術主幹によりますと、東北地方で「ツヤアオカメムシ」が大量発生した理由について「台風など風に乗って飛んできた可能性もある」ということです。