無人島の世界遺産「野崎島」に上陸
NBC 長記者:
「小値賀町にきています。私の後ろに見えているのが野崎島で『潜伏キリシタンが信仰を継続した取り組みの跡』が残されています。島そのものが世界文化遺産の構成資産になっています」
島全体が世界遺産となっている、野崎島。その象徴といえるのが旧野首教会です。信者たちが《信仰の自由》を手に入れた証。島には禁教の時代、信者たちが暮らした跡も残っています。

その野崎島の現状を知り、保全をはかろうと行われたイベント「野崎島レスキュー隊」です。小値賀町の呼びかけに、県の内外から50人が参加しました。

小値賀町 中村慶幸教育長:
「風が吹いていて強いので、定期船も欠航するぐらいの天候ですけども、最後までけがのないようにどうぞよろしくお願いします」

この日の野崎島は、近づく者を拒むような強風が吹きあれていました。管理の人が一人いるだけで、事実上の無人島となっている野崎島。上陸し教会に向かってみるとー。

NBC 長記者:
「野首集落の象徴ともされる旧野首教会ですが、現在は足場が組まれ補修工事が行われています。完成から100年を超える旧野首教会は、老朽化が深刻な状況です」