■バレーボール パリ五輪プレ大会 日本-カナダ(日本時間15日、フランス・セレスタ)
 
世界バレー女子大会(24日開幕、オランダ)を前に、フランスでのパリ五輪プレ大会に出場している女子日本代表が15日、カナダ戦に臨み、3-0(25-17、25-19、 25-20)でストレート勝ち。開幕から4連勝となった。

日本のスタメンは井上愛里沙(27)、横田真未(24)、林琴奈(22)、古賀紗理那(26)、島村春世(30)、セッター関菜々巳(23)と、ここまでの3戦と大きく変わらず、リベロは小島満菜美(27)と内瀬戸真実(30)の併用で挑んだ。

序盤に日本はカナダのサーブミスなどで5連続得点とすると、一度もリードを許すことなく第1セットを先取した。第2セット以降は林以外のスタートのメンバーを休ませる余裕を見せ、各選手が自分の持ち味のプレーで得点を重ねた。世界バレーではメンバーが16人から14人に絞られることから、各選手アピールの場となった。

特にアウトサイドヒッターの東海大学3年、宮部愛芽世(20)はここまでの3戦にリリーフサーバーで出場。この日は前衛でのスパイクや後衛でのバックアタックで存在感を発揮し、チーム最多13得点の林に続き、2位となる9得点の活躍を見せた。

宮部愛芽世選手
ネーションズリーグ(6月~7月)にメンバーから外された宮部愛は「自分のサーブの良さであるスピードや強さを出していければ、いいアピールポイントになると思うので、コースの打ち分けというのをスパイクだけでなくサーブでも、しっかり身に着けていきたい」と必死のアピールが続く。

日本の次戦17日は世界バレーの初戦の相手でもあるコロンビア戦、18日または19日に順位決定戦を戦い、プレ大会を終える。

【世界バレー日程・1次ラウンドD組(オランダ)】※いずれも日本時間
25日(日)vsコロンビア
26日(月)vsチェコ
28日(水)vs中国
30日(金)vsブラジル
10月2日(日)vsアルゼンチン

※1次ラウンドは各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が2次ラウンドに進出。2次ラウンドでは、16チームが2組に分かれて、別組から勝ち上がった4チームと対戦。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が決勝トーナメントに進む。