富山県南砺市内の小中学校と義務教育学校の合わせて6校で、今月11日に学校給食を食べた児童と生徒ら105人が、口唇の腫れや発疹などのアレルギー症状を訴えていたことがわかりました。このうち12人が医療機関を受診しました。
富山県によりますと、9月11日の午後、南砺市学校給食担当者から「本日提供の給食を喫食した生徒数十名が、口唇の腫れや発疹等の症状を呈している」と砺波厚生センターに連絡がありました。
砺波厚生センターの調査で、給食の食材として使用された「フクラギ(ブリの幼魚)」から高濃度のヒスタミンが検出されたということです。
患者の症状と潜伏期間がヒスタミンによるものと一致していたことから、このフクラギを原因食品と断定しています。
患者は105人(男性51人、女性54人、10歳未満から40代)で、このうち12人が医療機関を受診しましたが、入院した人はいません。主な症状はかゆみ、口唇の腫れ、発疹などです。
