▼相手の追い上げにも選手たちは冷静…開志国際が去年の雪辱晴らす

 ワンチャンスで逆転可能な点差に追い上げられた開志国際。しかし選手たちは冷静でした。その直後のキックオフ、積み重ねてきた練習に裏付けられたビッグプレーで試合の流れを引き戻します。

 CTB遠藤夏輝選手の滞空時間の長いキックにFL塚越陽選手が鋭く反応してそのままキャッチすると、素早く出されたボールを受けたダヴェタ選手が、タックルを引きずりながら右中間にトライ。キャプテンの村山楓選手が「これまでで一番のプレー」と振り返った値千金のトライで再び北越を突き放しました。

 これで完全に勢いを取り戻した開志国際。その後は、北越を寄せつけませんでした。風上を上手く利用して落ちついて敵陣で試合を進めると、23分にはモールを押し込んで決定的なトライ。さらに2つのトライを加えて38対7で北越に勝利。見事に去年の雪辱を果たして2大会ぶり4回目の花園への出場を決めました。