◇◇東京一極集中 その先にあるもの
「東京一極集中ってのはよく話の俎上に上がるんですけども、じゃあ東京に一極集中する先に何があるのかっていうのは、本当に今の人口減少社会で言えば、全体の衰退に結びつく可能性が高いと言わざるを得ない。そうじゃなくて、もう限られた国土しかない小さな面積の国ですから、それをどう有効に使いながら未来を考えていくかっていうビジョンの中で位置づけていくと、地方っていうのは非常に可能性が、伸びしろがあるというふうなことだと思います」
◇◇我田引水的な政治 地方発信の重要性
「その伸びしろを現実のものにするためには、社会インフラをどこにどうテコ入れしていくのか、優先順位を高めていくかということに尽きるんだろうと思うんで、そういう観点で動いてほしいんだけども、なかなか我田引水的な政治、それから特にこれから政局が混乱する可能性が高まってきてるんで、もっと、なんて言うんすかね、スケールがちっちゃくなってしまう可能性があるかもしれないっていうところには非常に危惧してるんで、むしろ地方から大胆な声を上げるっていうのが、逆の意味で重要になってくるのかなというふうに思います」
◇◇山陽道と山陽新幹線が止まる時
(大分県・佐藤樹一郎知事)
「私の方からですけど、例えば災害に強い国土作りという意味ではですね、先ほどの伊方の面も含めてですね、やはり陸路、そして例えば、山陽道でありますとか山陽新幹線が止まったときのですね、本州からのルートとしてですね四国を通って九州に入ってくる、そういうふうなですね意味で、災害に、レジリエンシーの高い国土作りという点もありますし、産業の面でいいますと、例えば先ほどのTSMCが今、中九州横断道の熊本のところに立地しておりますけど、それを契機として半導体の集積が進もうとしております」
