「インフルエンザ」早めにワクチン接種を
また冬のイメージがあるインフルエンザも今年は前倒しになっており、その数は既に増えています。インフルエンザによる学年学級の閉鎖数は全国で118校です。
インフルエンザワクチンは、接種後有効性が高まるまで約3週間かかるので、11月初旬までにワクチン接種をするのがおすすめだということです。

2024年10月から全国で接種を開始した「フルミスト」は、“痛くないワクチン”として注目を集めています。生きているウイルスの毒性や感染力を弱めて作った生ワクチンで、両方の鼻に1回ずつ噴霧します。効果は6か月ほど持続します。
主な感染経路となる「鼻」で免疫を作って体内に入る前にブロックする仕組みです。
費用は約9000円で、対象年齢は2歳から18歳となっています。
また、「フルミスト」には副反応もあります。
鼻炎症状(約半数)・喘息の発作・生ワクチンなのでインフルエンザを発症するケースもあるということです。
恵俊彰:
ワクチンは11月初旬ぐらいまでに打った方がいいですか?
伊藤博道院長:
そうですね。今年は少し早めにインフルエンザの流行が来ると言われていて、実際我々のところでも2日に1人ぐらいはインフルエンザの患者さんを診ています。
11月の前半ぐらいには、打ち終わっていた方がいいかと思います。
きちんと診断して治療すれば極端に恐れる必要はないと思いますが、やはり高齢の方や基礎疾患のある方もいます。受験のシーズンにもなってきますので、個々に考えて備えをすることはやはり大事だと思います。
(ひるおび 2024年10月23日放送より)
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<プロフィール>
伊藤博道氏
いとう王子神谷内科外科クリニック院長
これまで多数のコロナ患者を診察