引退を決めた“アーチェリー界のレジェンド”

アーチェリー 五輪6大会連続出場 古川高晴選手
「全日本選手権を最後に選手を引退することといたしました。良い成績をなかなかおさめることができなかったんですが、そんな私が代表の座にいるよりも、他の若い選手にその場を譲り、たくさん経験を積んでもらい活躍して、もっと強くなってもらいたい。指導者として、第二のアーチェリー人生を始めるのに良い年齢かなと思った」

いつもと変わらない柔和な表情で引退会見に臨んだ古川高晴選手。2024年のパリオリンピック™で、夏では日本勢最多に並ぶ6大会連続のオリンピック出場の金字塔を打ち立てた第一人者は、不惑を迎えユニホームを脱ぐ決断をしました。

アーチェリー 五輪6大会連続出場 古川高晴選手
「結果はどうあれ25年間、手を抜かずに努力してきたことが私の誇りです。その25年間成長し続けてこれたということも、誇りに思います」

青森東高校でアーチェリーに出会い、突き進んできた競技人生。オリンピック初出場は2004年アテネ大会。近畿大2年生のときでした―。