「最後までやるというのも美学かもしれませんが…」会見で語ったこと

「アーチェリーにはいくら時間を使ってもいい―」。古川選手は、繰り返し語った練習量への絶対的な自信を胸に、20年に渡って第一線を走り続けてきました。2024年1月、周囲に引退を示唆して臨んだパリ大会では「金メダル獲得」を目標にするも、個人は1回戦、団体は準々決勝で敗退。

オリンピック後に去就を問われた際は「指導者と相談したい」と明言を避けていました。

アーチェリー 五輪6大会連続出場 古川高晴選手
「諦めずに最後までやるというのも美学かもしれませんが、力を残して良い状態のうちに引退する。それも良いんじゃないかとずっと考えていたので。未練…。未練はないと思います」

全日本選手権を最後に弓を置く決断をした古川選手。
青森県民を始め、多くの国民の胸を射貫いた競技人生は色褪せることはありません。