今月27日に投開票が行われる衆議院選挙について、JNNが序盤情勢を分析した結果、自民党が単独過半数を割り込む可能性があることがわかりました。選挙結果を左右するカギとなりそうなのが、若い人達の票の行方。平均年齢が35.6歳の東京15区の候補者たちの声は、どう響いたのでしょうか。
自民党、単独過半数割れの可能性
16日から全国各地で始まった衆議院選挙の期日前投票。続々と有権者が投票に訪れていましたが、中には白票を投じたという声も。
JNNが序盤の情勢を分析した結果、自民党は議席を約30減らし、15年ぶりに衆議院で単独過半数を割り込む可能性があることがわかりました。(16日時点)
一方、野党では立憲民主党が議席を40近く増やす可能性があります。


ただ、約5割の人が「まだ投票先を決めていない」と回答していて、情勢は大きく変わる可能性も。
無党派の若者票をどう獲得するかが選挙結果を左右する“1つのカギ”となりそうですが…
大学3年生(21)
「誰を選んでも一緒かな」
大学院生(24)
「全般的にマニフェストは見るんですけど、意味がなかったりするじゃないすか」
諦めに近い声がある一方、切実な声も。
大学2年生(19)
「アルバイトやパートの扶養が103万円までで、それが結構きつくて」
社会人1年目(23)
「税金どんどん上がっていってるので若い人たちが遊びに行く、車を持つことが難しくなっている」
夫婦(30代)
「休職・育休中の給料をもう少し上げてほしい」
衆院選を前に会見をしたのは、経済的に困窮する若年層への支援などを行うNPO団体。25歳以下の相談者のうち、3人に1人が借金をしたことがある状況だと訴えます。

NPO法人D×P理事長
「生活ができなくなり、『2日間ご飯を食べることすら出来なくなった』という話もされていました。この困窮支援を国に訴えかけていきたいと思います」
