衆議院選挙が公示され、27日の投開票に向けた短期決戦がスタート。皆さんが考える争点は何でしょうか?子育て世代や大学生、町中華の店主など各地で聞きました。

値上げに来店客も理解 店主が政治に求めること

創業1912年、東京・御茶ノ水の町中華「味の萬楽」で、店を切り盛りしている4代目店主の古室真由実さんは、仕入れ値の高騰で頭を悩ませているといいます。

「メンマ」や「干し貝柱」など、輸入食材の価格がこれまでの2倍近くになっているそうです。

味の萬楽 女将 古室真由実さん(44)
「これがないとうちの味は決まらない。だから我慢して」

2024年7月には、ラーメンを750円から850円(100円値上げ)に、チャーシューメンを1100円から1250円(150円値上げ)に、値上げしました。

味の萬楽 女将 古室真由実さん
「(今後も)50円ずつ上げていかないと難しくなるかなと。どこまで踏ん張れるか、頑張りどころかなと思う」

来店客も値上げに理解を示します。

来店客(40代)
「お客さんも厳しいでしょうし、お店側も厳しいんじゃないですかね。両方が満足するような環境じゃないのは確かだなと」

コロナ禍を乗り越えた先の物価高。古室さんが政治に求めることは…

味の萬楽 女将 古室真由実さん
「ちゃんとしたお金の使い方、税金なので。(税金を)払っている人たちが損をしない、“バカを見ない”使い方をしてもらいたい」