日々変化する地球と月との距離

10月17日に全国で見ることができる“スーパームーン”。地球に満月が最も近づくため、この現象を見ることができるということですが、一体、地球と月との距離の関係はどうなっているのでしょうか?
国立天文台によりますと、地球の周りを公転する月の軌道は楕円形をしているといいます。地球と月との距離は一定ではなく、さらに、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて刻々と変化。このため、地球と月との地心距離は変化し、満月や新月のときの距離も毎回異なるということです。
今回、月は10月17日9時51分に近地点を通過し、約10時間半後の20時26分に満月(望)となります。満月のときの地心距離は約35万7400キロメートル、月の視直径は約33分26秒角です。国立天文台によりますと、実は9月18日の満月も地球に近く、地心距離は約35万7500キロメートル、月の視直径は約33分25秒角と、10月17日の満月の視直径とほとんど変わらないというこです。