寒暖差で体調を崩すことが多くなるこの時期、「鼻水が止まらない」「熱が出ないのに咳が長引く」といった症状が出ている人はもしかしたらそれは風邪ではなく、秋の花粉症かもしれません。

花粉症はスギやヒノキが原因で春というイメージが強いですが、ブタクサやヨモギなど秋特有の雑草の花粉が原因で、秋も注意が必要です。

専門医によりますと、場合によっては春よりも秋の方が症状がひどくなることもあるということです。

「鼻水、喉の痛み・・・」クリニックでは9月半ばから患者が

RKB 三浦良介 記者「福岡市南区の樋井川です。この辺りには秋の花粉症の原因となるオオブタクサが生い茂っています」

秋の花粉症の原因は、水気の多い河川敷などに群生するブタクサやオオブタクサ、そして、ススキなどのイネ科の植物や、空き地や道路脇でもよく見かけるヨモギなどです。

どれもありふれた植物で、住宅街やオフィス街にも自生しています。

福岡県久留米市合川町にあるクリニックです。

まさあき耳鼻咽喉科と美容のクリニック 羽嶋正明 院長「鼻の中が腫れていて、鼻水が透明ですね。秋の花粉症、ブタクサやヨモギが原因の可能性はありますね」

患者「春はそんなに鼻水がひどくなるとか感じずに、秋になると鼻水がすごく出て、喉の痛み、イガイガまで、とてもつらいです。アレルギー検査して、ハウスダストもありましたど、ブタクサとか秋の植物アレルギーもまんべんなく私は出たから、秋はマスクが欠かせないですね」

9月半ばから鼻水や喉の痛みを訴える患者が増え、10月6日までにおよそ30人が秋の花粉症と診断されました。

まさあき耳鼻咽喉科と美容のクリニック 羽嶋正明 院長「鼻の息の通り道がすごくパンパンに腫れちゃって、息ができないような状態ですね」