総裁選での対決が尾を引く構図に…
そんな事情は人事にも現れました。
菅義偉 副総裁
「副総裁に拝命を受けました」
決選投票で石破支持に回ったのは菅元総理や岸田前総理。

菅氏や岸田氏に近い議員が何人も閣僚や党幹部に登用されたのです。
一方、石破氏とは犬猿の仲とも言われ、高市支持に回ったこの人も...
石破総裁
「新たに最高顧問を創設し麻生太郎君をお迎えしたい」

そして、深々と頭を下げますが…麻生氏は写真撮影に加わらず立ち去り、距離感が浮き彫りに。
総裁選で最後まで争った高市氏の処遇も懸案でしたが...

高市前経済安保担当大臣(当時)
Q.総務会長の打診があった?
「申し上げにくい、残念」

政治ジャーナリスト 後藤謙次氏
「高市さんは石破さんの総務会長というポストの要請を蹴って、幹事長の就任を要請したとされる。あまりにも筋が通らない話で石破さんが拒否。
そのとき高市さんは『党内野党にいる』といわば宣戦布告をした。総裁選第2ラウンドに入ってきたなと」
総裁選での対決が尾を引く構図は、閣僚人事でも...

新総務大臣 村上誠一郎氏
「(支持者から)『よく先生 筋を通して頑張って(大臣に)なってくれた』と『涙が出てうれしかった』と言ってくれたときは私もジーンときた」
かつて安倍元総理について「財政・金融・外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した国賊」と批判したとされる村上誠一郎氏。
総務大臣という要職で入閣したのです。
一方で、安倍派からの入閣はゼロ。
こうした人事に安倍派幹部の1人、萩生田光一氏は...

萩生田氏(YouTubeの番組で)
「数少ないお友達がポジションを取っている」
自らは2728万円の裏金問題で役職停止処分を受けていますが、石破氏による“安倍派外し”をけん制した形。














