秋の1か月しか出回らない“スーパー果実”
続いて、この秋ブレイクしそうな“皮ごと食べられるミニフルーツ”、2つ目は「ベビーキウイ」です。

『日本農業新聞』石原さん:
「すごく小さいキウイの形をしていて美味しい。しかもすごくビタミンCが豊富で栄養価が高いので、スーパーフルーツとして人気が出ている」
一粒の大きさは3cmほどで、割ってみると中身はキウイそのもの。緑色の表皮は毛がなく、つるっとしているので皮ごといけちゃいます。

THE TIME,マーケティング部 原千晶部員:
「噛んだ瞬間にキウイのやさしい甘みがフワッと広がります。まわりの皮がちょっと苦みがあるんですけど、気にならないです」
ビタミンCはレモンの10倍。フルーツには珍しい亜鉛も含まれているベビーキウイは、「キウイベリー」とも呼ばれ、外国産はコストコや一部青果店でも人気ですが、もともとは日本の山にも自生していた果実「さるなし」。これが今、新しいフルーツとして全国で栽培が進んでいるんです。
さるなし農家・大和田宏さん:
「見た目は小さくてもかなり栄養があって美味しいということで、猿が食べて無くなっちゃうんで<さるなし>と」

生産量日本一は福島県の玉川村。
タバコの葉の減反政策を受け、かわりの作物として目をつけたのがさるなしでした。
さるなし農家・大和田宏さん:
「この辺の山にさるなしがあったので、栽培しようかと。ただ畑で作ったことはないので、技術面で苦労はしました」
しかし町ぐるみで栽培に取り組み、今では日本一の産地に。

9月中旬から10月中旬のわずか1か月間しか出回りませんが、『道の駅たまかわ・こぶしの里』では1パック(250g)550円で購入可能。都内のアンテナショップなどでも販売しています。