イチゴよりも甘い「フルーツほおずき」

そしてこの秋ブレイクしそうな一口フルーツ、3つ目はー。

『日本農業新聞』石原さん:
フルーツほおずき。果実を包む袋状の“がく”がベージュ色で、中を開くと黄色いミニトマトみたいな感じ」

ほおずきは、観賞用や昭和のこどもの遊びに使われ“食べものではない”イメージがありますが、欧米では古くから食用が主流です。

ビタミン豊富で、スーパーフードとも呼ばれていますが、そのお味は…?
スタジオで試食した杉山真也アナは「食感はミニトマトな感じ。甘酸っぱくて、香りが豊かで美味しい」と大絶賛でした。

食用ほおずきの品種ゴールデンベリーを「花貫フルーツほおずき」と名付けブランド化に成功したのは、茨城県・高萩市。糖度が約13度と一般的なイチゴよりも甘く、脂肪肝の予防に良いとされるイノシトールも豊富だといいます。

『清流の郷・花貫物産センター』では1パック、9個入りで432円。オンライン販売をはじめ地元のケーキ屋もオリジナルスイーツを考案するなど人気商品になっているんです。

甘酸っぱさが乳製品に合うので、地元農家おススメの食べ方はクリームチーズと一緒にカナッペや、ピザなど。

「毎朝ヨーグルトにいれて食べている」というのは、17年前にほおずきを特産品にと発案した蓬田さんですが、きっかけは、物産センターに来た客のキツイ一言だったといいます。

『花貫フルーツほおずき倶楽部』 蓬田 茂さん:
「お客さんが、『いつ来てもここには同じものしかねえな』と。じゃあ俺が今にそんなこと言わせねえようにしてやっからと始めた」

そんな闘志から始まった、まるごと食べられるフルーツほおずきですが、毎年売り上げは好調。今では東京の高級レストランにも卸しているといいます。

(THE TIME,2024年9月27日放送より)