うれしい値上げ2:児童手当の拡充 第3子の数え方も変わる

 また、少子化問題が深刻化する中、児童手当が拡充されます。10月から変わるポイントは以下です。

▼所得制限の撤廃
▼高校生年代も対象となる
▼第3子以降は3万円に増額
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 さらに、第3子の“数え方”も変わります。9月までは、高校を卒業した年代は第1子として数えませんでしたが、10月からは大学生の年代まではカウントされます。
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 子どもが4人いるMBS山中真アナウンサーの例を見てみます。9月までは19歳(カウントなし)・高校生(0円)・小学生(1万円)・小学生(1万5000円)で、児童手当は計2万5000円でした。

 しかし、10月以降は19歳(カウントなあり)・高校生(1万円)・小学生(3万円)・小学生(3万円)で、毎月計7万円となります。

 少子化の原因については、「育児の経済的負担が大きい」が大きな要因として挙げられています(ニッセイ基礎研究所より)。小学校から大学まですべて公立で約800万円、すべて私立なら約2300万円かかると言われる中、児童手当拡充が育児の経済的な助けになれば、少子化対策に一石を投じることになるかもしれません。