地元の人が愛する磨崖仏

西広さん
「ご利益と言えば、安田さん、もう一つ凄いのがありますよね」
安田さん
「あります、磨崖仏(まがいぶつ)というのがございます」

磨崖仏とは、自然の岩などに彫られた仏様のことで、神社の裏山にあるそうなんですが途中には、ちょっと不思議な岩も・・・。

安田さん
「この上に大男の足跡があるという」
クロルアナ・西広さん
「えっ!?」
安田さん
「足の指があって、わかります?」
クロルアナ・西広さん
「ああ確かに、ホントちょっと窪んでる、へぇ~」

境内から山道を登ること、およそ10分いよいよ、磨崖仏とご対面です。

安田さん
「こちらです」
クロルアナ
「えー、凄い、わぁー」

そこにあったのは、高さ約3メートルのおだやかな表情の石仏で、もともとある自然の大きな岩に直接彫られているものでした。

安田さん
「ここの神社は、まだ50年の神社で、50年前にこちらに入って来た人たちが歩いて山を登ると観音様がおられたんです。でも、どの方が、どの年代に彫ったかは、まだちょっと今は不明なんです」
西広さん
「でも、日本一古いって謂れもあるとか」
安田さん
「そうなんですよ」

そんな話をしているところに、地元の方で「磨崖仏を見る会」を発足したという井上恵子さんがいらっしゃったんです。

井上恵子さん
「昭和だろうが、日本最古であろうが、いつ出来てもええと思うんですよ、私は、この素晴らしいものが、山陽小野田にあるのに誰にも見られてないのが、寂しいなって思うんですよね」

井上さんの熱い想い、よくわかります。ひとり静かに山陽小野田の町を見守る磨崖仏。来てよかったと思う場所でした。