台風16号が発生 太平洋側は大雨のおそれ

國本未華さん:
台風が25日に発生しました。台風自体はさほど発達はしませんが、中心の東側に固まっている雲が危険です。雨雲が太平洋側にかかり、沿岸部ほど雨が激しく降る恐れがあるのでお気をつけください。

台風の西側は少し乾燥した空気や寒気があるのでそこまで雨雲は発達せず、東側だけに集中しているという特徴があります。この雲が北上して雨が降りそうです。

27日(金)の午前中から太平洋側沿岸部で雨が降り、伊豆諸島も激しい雨になる恐れがあります。

雨が降る時間が長そうで、27日(金)日中から28日(土)日中にかけて降り続く見通しです。

雨雲がどこまで陸地にかかるか、まだブレはありますが、よりかかってくれば、雨が強いエリアが関東内陸まで広がる恐れもあります。風はさほど強くないので、とにかく雨に注意が必要です。

井上キャスター:
日本近海の海面水温は、低くなってきているのでしょうか。

國本未華さん:
真夏の一時期よりは低いところもありますが、全体的にはまだ高いです。台風の東側の海域では海面水温がまだ高いので、もう少し雨雲が発達して陸地にかかってくる恐れがあります。

ホランキャスター:
過ごしやすくなったとはいえ、週末は雨には注意する必要がありますね。

國本未華さん:
局地的にザッと激しく降る恐れがあるので油断はできない状況です。

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<プロフィール>
気象予報士 國本未華さん
北海道室蘭生まれ、東京育ち
大学生で気象予報士、のちに防災士の資格も取得
これまでにNHK、日本テレビ、テレビ東京などの報道番組で気象情報を担当