ここ数日は厳しい暑さが去り、過ごしやすくなっています。コンビニエンスストアにも秋の商品が並びはじめましたが、身近なモノや場所の夏と秋の境界線を取材しました。

東京都心23.7℃ 「半袖寒い」「やっと秋が来た」

25日、東京・銀座に行ってみると、長袖を着る人が目立ちました。これまでの猛暑が嘘のように気温が低くなり、東京都心の最高気温は23.7℃と過ごしやすい陽気となりました。

「きょうぐらいからちょうど長袖出して着始めました。やっと秋が来たかなという感じ」

岐阜・高山市では、爽やかな秋晴れになり、ススキの穂が秋を際立たせていました。東海地方は最低気温が今シーズン最も低くなったところが多く、高山市で16.9℃、名古屋も21.2℃まで下がりました。

秋の味覚サンマにも動きがありました。北海道根室市の花咲港には、今シーズン最高の950トンのサンマが水揚げされました。

漁師
「形はいい。今年は去年と違ってよさそうです」

サンマは地元の卸売市場で競りにかけられ、1キロあたり238円〜378円で取り引きされました。今月初めの値段と比べると、約半値の相場だということです。

コンビニ新作秋スイーツ続々 おでん販売基準は何℃?

秋といえば、コンビニの新作スイーツも見逃せません。セブン-イレブンからは『マロンクリーム大福』に『イタリア栗のマロンもこ』と、栗を使ったスイーツが登場です。

ローソンでは、定番のモンブランはもちろん、なると金時を使ったスイートポテトデニッシュなど秋の味覚を使ったスイーツが登場しています。

また、ファミリーマートでは、24日からおでんの販売が開始されました。

30代
「きのう・きょうとちょっと肌寒くなってきたので、ちょうど季節的には食べたくなるかなと思う」

50代
「そろそろいいですよね。大根とか食べたい」

今年は例年より暑いとわかっていたため、去年に比べ2週間遅れでの販売開始です。気温が25℃を下回ると、おでんの需要が高まるそうで、前日との寒暖差が高いほど販売に良い影響があるということです。

24日、25日と秋の様相となりましたが、26日はまた夏の暑さが逆戻り。体調を崩さないよう、朝と夜との寒暖差には注意が必要です。