維新はじめとした他党と「協力は十分あり得る」

星浩さん:
維新との関係についても伺います。
これまでずっと戦ってきた経緯もあるので、党内の特に関西系の議員を中心に、「維新と一緒にやるのは…」という雰囲気もあるようです。

野田さんは維新の勉強会にも出られていて、維新側からすると「野田さんなら頼りになる」というような発言もありますが、これからどういうふうに仕切っていきますか?

野田佳彦 新代表:
確かに関西では強い強い維新に立ち向かって、頑張っている総支部長とか、現職の議員もいらっしゃるんですよね。そのご奮闘には敬意を表しなければいけないと思いますが、でも、野党第1党と第2党がやっぱり誠意ある交渉をして対話をするということは、それ自体が自民党にとって脅威ですので、そこから何が生まれるかわかりませんが、誠意ある対話は続けていくべきだと私は思います。その他の政党とも同じでありますけど。

星浩さん:
具体的には、選挙区の棲み分けというか一本化でしょうか。

野田佳彦 新代表:
維新さんは今、選挙協力をしないとおっしゃってますから、それはそう簡単にできることではないと思いますけれども、そうは言っても例えばデータを見ながら、角突き合わせて「ここはちょっと調整できますね」ってことはあるのかないのか、これはわかりません。

あるいは選挙終わった後に閣内協力か閣外協力とか、首班指名で協力できるかとか、政策ごとに協定できるかとか。でも少なくとも政治改革に関連する法案では、かなり一致点が今出てきたと思いますんで、そういう面での協力は十分あり得ると思いますね。