
北海道対がん協会 細胞診センター 岡元一平所長(産婦人科医)
「基本的に8割の女性がかかるウイルス。非常に身近なウイルスで、かかることは決して恥ずかしいことでも悪いことでもない」

ウイルスは若い世代を中心に免疫などで自然に排出される一方、一部では感染が続きがんになります。がんの前段階の状態であっても、自然と消えることも多くあります。その兆候を見逃さないよう大切になる検診は子宮頸部の細胞をこすり取って行います。

国が接種をすすめるワクチンは、200種類以上あるHPVウイルスのうち、がんを起こしやすい型に効果があるとされています。
一方、ほかの型のウイルスや接種の前に感染していた場合はワクチンだけでは防ぎきれず、検診が重要となってくるのです。