進む再開発”二極化”が一層加速

県内全体の地価の上昇地点は増えていますが、その8割以上を富山市が占めています。

嶋田万佑子記者:「県内で最も地価が上昇したのは富山駅北側の牛島町です。複合ビルやマンションの建設など再開発が進んでいます」

富山市牛島町の地価(商業地)は1平方メートルあたり41万2千円で、前の年より7パーセント上昇しました。

富山駅周辺の南北一体化や整備が進み、特に駅北側の商業地の地価が上昇。それに波及する形で区画整理がされた駅南側や東側のエリアも住宅地として人気が根強く上昇傾向が強まっています。

不動産鑑定士 竹田達矢さん:「やはりコンパクトシティを進めると中心部に人が集まる。そうじゃないエリアについては人口が減少していくという形で、中心部に集中投資していくとなれば当然そうなっていく(二極化が進んでいく)中心部は上がって郊外はさがるということにはなっていくので」

去年の下落から唯一上昇に転じたのは砺波市の住宅地で、5年ぶりの上昇です。

不動産鑑定士 竹田達矢さん:「砺波市は大型の商業施設が非常に多い。高岡市ですとか富山市への交通の往来も非常にいい、交通アクセスもいいので居住するのには非常に良い。利便性が高いということで住みやすい街ということになりますね」

砺波市はインターチェンジの開設など生活利便性が高まっていて、市街地で戸建て住宅の需要が高まっています。

一方で。