「なんでこんなとんでもない物が…」研究者が掘削調査
活断層がない場所になぜ段差が生じたのか、研究者も頭を悩ませています。
金沢大学で地震学が専門の平松良浩教授も「なんでこんなとんでもない物がここに現れるのか。地表地震断層以外でこのような段差を見るのは私自身も初めて」といいます。
歴史をさかのぼれば、段差の成り立ちを解明できるのではないか。8月19日、富山大学や金沢大学が地下の構造を調べるトレンチ調査に乗り出しました。段差が生じた畑の一角を借りて、重機で深さ2メートルほどの溝を掘っていきます。

作業開始から2時間。地下に“断層”のような構造が現れました。