日本海溝や千島海溝はデータが限られている
東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授:
「過去の事例の多さ、南海トラフは過去1000年以上もさかのぼってかなりのデータがあるが、日本海溝や千島海溝は、対象とするデータが限られている。2年に1回はM7クラスの地震が起きるのではないかと言われている。従ってその頻度で注意情報が出る可能性がありますが、すぐにその後の大地震や大津波には結びつかないという点が難しい」

この注意情報が出たからといって必ずしも巨大地震が発生する訳ではありません。ただ、可能性は高まりますので、防災グッズや避難経路を改めて確認するなど備えが大切になります。
・枕元に靴を置くなどすぐに避難できる態勢で就寝する
・携帯電話やラジオなど緊急情報を確保できる態勢を整えておく
・非常用持出品や貴重品は常に持ち歩く
・家具の固定、避難場所の確認など日頃からの備えを再確認する

日常生活に大きな支障をきたさない範囲で備えをすることが求められます。さらに、今村教授は夏は熱中症対策、冬は暖房など季節によって準備する物を工夫してほしいと話していました。
また、仙台市は市のハザードマップの確認などを周知するほか緊急時に避難所を直ちに開設できるよう準備を進めるといった対応をとるということです。