8月、気象庁は、初めて「南海トラフ地震臨時情報」を発表しました。これは、大きな地震が発生した後に、続けて起きる可能性がある大きな地震「後発地震」への注意を呼び掛ける情報です。この情報、実は「南海トラフ」だけではないのです。
初めて出された臨時情報
8月8日に発生した宮崎県沖の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震。宮崎県日南市では最大震度6弱を記録しました。

気象庁地震火山部 束田進也地震火山技術・調査課長:
「南海トラフ地震の想定震源域では、新たな大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まっていると考えられます。政府や自治体からの呼びかけ等に応じた防災対応を取っていただけるようお願いします」

この地震を受けて気象庁は、「南海トラフ地震臨時情報」を初めて発表し、南海トラフを震源とする巨大地震の発生確率が平時よりも高まっていることへの注意を呼びかけました。