想定では3.11を上回る人的被害が…
津波工学が専門の東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授です。

東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授:
「我々が住んでいるエリアの沖には太平洋の海洋のプレートがあって、我々の陸側に沈み込んでいます。そこでは定期的に巨大な地震と津波を伴うような被害が起きている。マグニチュードでいうとM8.5以上、M9クラスになる、これは東日本大震災と同規模になる。巨大な津波が襲うので各地で10メートルを超えるものであり、想定も3.11を上回る人的被害が出されている」

中央防災会議のまとめによりますと、千島海溝の場合で最大でおよそ10万人、日本海溝の場合で最大でおよそ19万9000人の死者が想定されています。こうした巨大地震に備えるための情報が「北海道・三陸沖後発地震注意情報」です。