知事への対応 県議会はどう判断? 維新 吉村氏「責任がある」

南波キャスター:
6日の百条委員会の中でもう一つの焦点となったのが、“おねだり疑惑”です。
中間報告の伝聞によると、▼お土産を辞退した職員の分も全て持ち帰る、▼40万円相当の革ジャンや貸与されたスキーウェアを欲しいと言って断られる、▼木製机と椅子を欲しいと要請し車で持ち帰った、▼「どんな視察でもお土産がないと怒る」「お土産(贈答品)がないと遠足(視察)には行かない」という疑惑があります。

6日の百条委員会で斎藤知事は、「姫路城のレゴブロック」「スポーツウェア」「靴」「日本酒」「たまねぎ」など様々な物をもらったと話しました。また、「カキは視察の帰りに提供してもらった」「カニはPR時に組合長から提供してもらい持って帰った」とも話しています。

今後、9月19日に開会される兵庫県議会で、立憲民主党系の会派は不信任決議案を提出する方針です。しかし、兵庫県議会は定数86名で、斎藤知事を推薦した、▼自民(37名)、▼維新(21名)が過半数を超えているため、対応がカギになるとみられています。
日本維新の会の吉村洋文共同代表は6日、「党をあげて応援もしましたし、私も応援しましたから、推薦をした立場として判断をする責任がある」とコメントを出しました。
不信任決議が可決されると、県議会は10日以内に解散し議会選挙に、解散しない場合は失職になります。
日比キャスター:
県政への影響は少なく、そして迅速に進めてもらいたいものです。
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<プロフィール>
斎藤幸平さん
東京大学 准教授 専門は経済思想・社会思想
著書『人新世の「資本論」』50万部突破 6日の百条委員会