花折断層地震 専門家は「阪神・淡路大震災に匹敵する可能性」と警鐘

 今、花折断層地震が起きるとどんな被害になるのか?日本活断層学会の会長で同志社大学理工学部の堤浩之教授は、市街地のすぐそばを断層が通っていることから大きな被害が出る可能性が高いと指摘します。

 (堤浩之教授)「単純な比較はできませんが、都市直下で起こった地震という点では、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)に匹敵するような地震の規模。それから人口密集地と断層との位置関係といい、同様なことが起こる可能性は十分にあると思います。京都市内は結構古い家屋が多いので、やはり建物の耐震補強をしておけば、全壊を免れ命は助かる」

 京都市の想定では、中京区や左京区などで最大震度7。最悪の場合、市内の死者は約4100人にのぼるとされています。