なぜ?京都市のハザードマップは『区の境界で想定震度に違い』
市は今年3月、花折断層など京都市周辺の断層で地震が発生した際の最新のハザードマップを作成、市民に注意を促しています。ところが…
(記者リポート)「こちら三条通の交差点の南側です。こちらはハザードマップで最大震度6弱が想定されているんですが、横断歩道を渡ると震度6強の想定に変わります」
一体なぜなんでしょうか。
京都市のハザードマップでは想定される複数の地震のうち、その区ごとに最も多くの住民が強い揺れに襲われる地震について記載しています。例えば同じ区内でも住民が多い市街地と少ない山間部で揺れが大きい地震が異なる場合、住民が多い市街地の地震の想定が区内全域に適用されるのです。
中京区は花折断層の地震を想定していますが、隣の右京区は別の地震を想定しているため、区の境で想定震度が異なる場所が出たのです。立命館大学衣笠キャンパスは北区と右京区にまたがるため、同じキャンパス内で、震度5強と震度6強の異なる震度が想定されています。