「できる限りのことを…」体力的にも厳しい生活を支える家族の絆

1時間おきに体温や脈拍、それに血圧などをチェック。さらに2時間おきに体の向きを変え、たんの吸引をします。
父・敦さん
「常日頃から、なるべくデータ化してノートに書き出したりとかして、変化を少しでも見逃さないようにしながら」

食事は午前0時から数時間おきに1日5回。栄養剤を鼻から通した管で胃に送ります。
そして病院での診療やリハビリがある日は、30分ほどかけて身の回りの準備をして外出。康至くんの兄と過ごす時間や自分たちの食事は、看護の合間に済ませます。
そして夜は夫婦が1日交代で康至くんに添い寝し、1日が終わります。
父・敦さん
「結局寝ているっていうよりかは、時間がきたらケアをするので、本当に横でちょっとうたた寝しているぐらいの感覚ですね」
体力的にも厳しいスケジュール。家族の絆がこの生活を支えます。
父・敦さん
「やっぱり我が子、自分の子どもっていうところと、かわいさもありますし、できる限りのことをしてあげたいっていう気持ちだけですね」
母・早希さん
「みんなでやろうっていうのが一番の原動力かなと思います」