裁判の争点は「男との共謀」が成立するかどうか
岡山地裁で最も広い、100号法廷で開かれた初公判。被告は長い髪を後ろで一つに束ね、上下黒の服装で入廷してきました。
逮捕監禁致死と強要の罪に問われているのは、岡山市の無職の被告(36)です。
起訴状などによりますと、被告は2021年9月に岡山市北区花尻の自宅で、交際していた男(当時38歳)と共謀し、娘(当時5~6歳)に対して、
「イスの上に置いた鍋の中に長時間立たせる」
「どんぶりを持たせて嘔吐するよう強要する」
などの虐待行為を10回に渡って繰り返した上、
「全身に布団を巻きつけた状態で押入れに放置」
して、翌年1月に低酸素脳症で死亡させた罪に問われています。

初公判で被告の母親は「交際相手の男から娘を守れなかったのは事実。ただ、自ら率先し、一緒に虐待はしていない」と起訴内容を一部否認しました。














