各地で猛威をふるった台風10号は過ぎ去りましたが、関東地方は激しい雨に見舞われ、千葉県内では、冠水や土砂崩れが発生しました。一方、東京都内では最高気温が30℃を下回り、街では長袖を着た人も目立ちました。

千葉県内で「恐怖を感じるような大雨」 冠水や土砂災害も

記者
「午後2時の昭和町の押原公園です。先ほどから大粒の雨が地面を打ち付けています。風も強くなってきました」

台風10号はもう消滅したのに…。雨、雨、雨ばかりです。

運河みたい。川や。歩道冠水してるもんね」

千葉県成田市では1時間に46.5ミリの激しい雨が降り、佐倉市では9月最大となる1時間53ミリの雨量を観測。

「ヒザまで来てます」

県内では、千葉市や市原市など6つの自治体で「避難指示」が発表されました。

「すごい恐怖を感じるような大雨で、(車が)マフラーまで水が浸かる状態で、走行中いきなり止まった」
「あちこちで止まり始めたんですよ、車が。台風並みでしたね。雷も鳴って。もう大雨ですね」

千葉市内では…

記者
「千葉市緑区に来ています。ご覧のように土砂崩れが起き、ガードレールが浮いています」

大雨が降ったのは、未明から通勤・通学の時間帯。千葉市では、交通量が多い場所も冠水し、道路の白線がほとんど見えなくなりました。

市原市内で自転車をこぐ人たち。車輪の半分まで水に浸かっています。

撮影者
「外を見たらすごい状況になっていた。子ども達が学校に行くので、それが心配でしたね。7時10分くらいに休校の連絡が入って休みになった」

市原市内では、午前6時半以降、冠水や床下浸水に関する110番通報がおよそ50件に上りました。