能登半島地震から8か月がたち、今も町民の悲痛な声が聞かれる内灘町の現状を検証していきます。石川・内灘町では深刻な液状化による被害のため今も多くの人が住み慣れた自宅を離れて生活しています。今の内灘町を取材してきました。

まるで液体のように大きくうねる地面。割けたアスファルトは折り重なり、溢れ出た泥が道路を覆います。元日の地震に伴い、内灘町を襲った「液状化」。

記者
「地震から8か月。住宅の手前側がめくれ上がり、後ろに沈み込む形になっています。道路は舗装されましたが、道を挟んで反対側は大きく波打っています」


今年1月の映像と比べると傾いた標識や信号などは撤去されたことがわかります。一方、その脇にある住宅は8か月前と変わらず、ほとんど手つかずのまま。今も、被害の爪痕は色濃く残っています。