ハザードマップでは警戒区域に指定されず…

しかし、ハザードマップを見ると、現場は土砂災害警戒区域には指定されていませんでした。

(蒲郡市 危機管理監 星野浩幸さん)
「(Q:特別警戒区域から外れているのはなぜ?)計算式に基づいて現地で調査をして指定されるが、この地域については斜度がなく指定されていなかった。区域に家が一軒しかないとき、現地を調査して指定されないことも」

市はハザードマップで警戒区域に指定されていなくても「安全だとは思わないで欲しい」と話します。

蒲郡市では去年6月にも、豪雨で土砂崩れがあちこちで起きました。

(報告:大石邦彦アンカーマン)
「ここは去年に取材した土砂崩れ現場付近です。現在も山から道路に水がしみ出して小川のようになっています。土砂が崩れた所は(斜面の)地肌がむき出しになっています」

去年6月に取材した、この土砂崩れ現場も土砂災害警戒区域には指定されていませんでした。

家族5人を巻き込んだ今回の土砂崩れ。

発生から18時間以上が経過した現場では、断続的に雨が降る中、残る2人の懸命な捜索が続いています。