1か月分を上回る大雨が降っていた

台風10号周辺の湿った空気の影響で、東海地方でも大雨が…。

蒲郡市では降り始めから27日午後10時までの雨の量が138.5ミリで、平年の8月・1か月分を上回っていました。

(報告:小池尚弘カメラマン)
「土砂崩れにより住宅が完全に押しつぶされています」

今回、土砂崩れがあった現場はミカン農園が広がる蒲郡市西部の山あい。

専門家に映像を見てもらうと…。

(名古屋大学 砂防学 五味高志 教授)
「斜面の比較的浅い所から崩壊が起こっているのが見えますので、全体的に表層崩壊といわれるものが起こったのではないか」

名古屋大学の五味教授は詳細の調査が必要としながら、降り続いた大量の雨が土の中に蓄えられていたことが原因とみています。

(名古屋大学 砂防学 五味高志 教授)
「急傾斜というような場所ではあるので、やはり崩壊のリスクというのは、ある程度あるのではないか」