27日夜に愛知県蒲郡市で発生した土砂崩れ。2階建ての木造住宅が巻き込まれました。

(報告:森本琴衣記者)
「愛知県蒲郡市です。こちらの奥で土砂崩れが発生し、現在重機などを使って懸命の捜索活動が行われているとみられます」


現場で救助活動にあたる消防隊員たち。住宅の上を覆う大木などが行く手を阻みます。

発生当時、この住宅にいたのは70代の夫婦と40代の2人の娘、それに30代の息子の合わせて5人。

消防隊員らが懸命に呼びかけ続けます、そして…。

28日の午前中には40代の娘2人が救助され意識があるということです。

(消防の会見)
「一度全てのエンジンなどを停止し、『サイレントタイム』というが、全ての音を消して呼びかけをしたら反応があり声が聞こえた」

そして28日午後、70代の女性も見つかりましたが、意識がないということです。

突如発生した土砂崩れに、この家族の知人らは。

(知人)
「何とも言えない気持ち。安否が心配」
「今まであった建物が全部なくなっていた。ひどい。まさかここが崩れるなんて思ってもいなかった」