全国の河川などで、5万隻以上の船などの不法係留が問題になっています。新潟県内でも1500を超える不法係留が確認されていて台風10号が迫る中、河川事務所は自主的な移動を呼びかけています。

【記者リポート】
「阿賀野川の河川敷ですが、小さなボートが置いてあり、その隣には大きな船もあります。さらに進んでいくと船体を置く台のようなものがあちらこちらに置いてあります」

新潟市東区の阿賀野川の河口からおよそ2キロ離れた場所に置かれた多くの船。中には、長年にわたって放置されているのか、草やつるに覆われた船も。これらは、国や県の許可を得ず泊めている不法係留船です。

古い船ばかりではありません。
比較的新しく、取材中に動き出す船もありました。

北陸地方整備局によりますと、不法係留船は全国でおよそ5万6000隻。
新潟県内ではおよそ1600隻確認されているということです。

【北陸地方整備局 阿賀野川河川事務所 越野正史 副所長】
「海に近いというところと、背後に住宅が多く、利用される方が多い…」