青森県八戸市が2022年に改定した津波避難計画で、避難困難地域が拡大したことを受け、市は住民を対象とした避難計画の説明会を開きました。
八戸市の南浜公民館で26日に開かれた1回目の説明会には、地区の関係者10人が参加しました。
南浜地区は津波が来た時の浸水開始予想時間が21分と、市内で最も早く想定されています。
また、高齢化率が38%に達しているほか土砂災害のリスクなども踏まえ、説明会では津波避難ビルの新設や車で避難せざるを得ない場合のルール作りといった対策方針案が示されました。
八戸市危機管理部 館合裕之次長
「行政でできる災害時の対応は非常に限界があります。まずは命を守る行動をご自分ご家族地域でとってもらえればと思います」
八戸市では、今年度末にも津波避難施設の整備などに関する基本方針をとりまとめたいとしています。